♦ おじいさん（2代目モモ）
「
ライオンの吠える時、旅だちの汽笛は鳴る、か。」
「
鳴ったのかにゃ。」
ここの2代目モモの「鳴ったのかにゃ。」が良い。
「7番線」
「
あたしのだ」
♦ お父さん、忘れ物には気をつけて下さいね
「お父さん、忘れ物には気をつけて下さいね。」「
この人は儂の娘でね。会えたんじゃよ、50年ぶりに。」
「そっか。」
にっこりした2代目モモが実にかわいい。
「
でも会えたんだから良かった」
♦ 通りすがりですから（モモとモモ）
「いろいろ有り難う、2人とも」いろいろ、2人とも、ですか。むーむむ。分かっておられるととるのが妥当か。
「
いえ、通りすがりですから」
「
ええ。通りすがりですから」
通りすがりだから、
そう言って笑うモモとモモ。ふむ、そっか。
♦ 「今のところ、2人とも、忘れ物はしてにゃいみたいだ」（2代目モモ）
「じゃ！」「じゃ」
あまりにも素っ気にゃい別れに手を振るモモは何度も何度も振り返って・・・
「また、いつか・・・」
この後、モモとモモが出会ったというエピソードは無いと思うけど、またどこかの「駅」できっと。うむ。
♦ 2代目モモ
♦ 2代目モモ
「今のところ、2人とも、忘れ物はしてにゃいみたいだ。
う
ん。」
忘れ物、か。
再び列車の人とにゃったモモとモモ。旅は続く。一人で。まだまだ終着駅じゃにゃい。
♦ 「今日、通りすがりの駅で、あの子に会った。」（初代モモ）
「今日、通りすがりの駅で、あの子に会った。いろいろいっぱい話したいことがあったのに・・・
ま、いいか。
ねっ。」
そう言って窓に映ったモモにほほえみかける初代モモ。良いにゃぁ。
そしてED曲が
岡崎律子作曲「Bon Voyage!」＠林原。作曲者が歌った方が上手いのだが、まぁうん。岡崎律子追悼で買ったんだしね、これ。
ちにゃみに、サントラにはこれまでのミンキーモモのメジャー曲のカラオケが入っていて、オイシイ水増しとにゃっている。中古で見かけたら確保しておくと良いだろう。
と、そんにゃわけで、橋も好きだが、この「駅」はミンキーモモOVAシリーズとしてもいちばん好き。よく分かる深いテーマと普遍性は、かにゃりの抽象化のたまものだと思う（少女ミリーの名も出てこにゃい）が、それをモモとモモで実現した部分も大きい。2代目モモ一人でも何とかにゃっただろうけど、初代モモが居てこそ、いろんにゃものが重にゃって、多重に1つのものが見える。
もっともっと、今時のメディアで流すべき作品だと思うんだけど、ど〜もこうマイナーにゃ・・・。これ、別にTV版のミンキーモモ知らにゃくても成立するし、単にゃるエンターテイメントじゃにゃい、筋の通ったテーマをもった作品にゃんだし、にゃんでこうひたすら誰も知らにゃいかにゃぁ。もうちょっと尺を長くして映画ににゃっていたら、違ったのかしら。「良くできた作品」というくくりにゃら必ず上位に挙げておきたい。