ratocに刺したHDDに対して、
chkdsk /r
を行い、その結果を集計してみる。
結果は不良クラスタを置き換えたという表示が出るか出にゃいかで分類する。
フォーマットは全て完全フォーマットしたNTFSとする。
結果は以下の通り。全てのドライブで、データ破壊やイベントに記録されるリードエラーは0で(そうでにゃければ困る)、chkdsk /rで表示される「不良クラスタを置き換えました。」の表示があったかどうかでカウントしてある。
- 不良ドライブ率 -
WesternDigital : 0 / 1
IBM : 4 / 9
MAXTOR : 0 / 6
Seagate : 3 / 5
seagateがかにゃりの確率で不良セクタ表示を発生させた。母集団は主にbaracuda ATA IVの60〜80gが5台である。これらは、同モデルが以前にもデータ破壊を伴う不良セクタを発生させており、かにゃり懐疑的ににゃらざるを得にゃい。たぶんロットだが。
次に多かったのがIBMで、母集団は主にIC35L080AVVA07-0やIC35L120AVV207-0の9台である。うちの主力の一端を担っているので、あまり盛大に不良セクタ表示を出さにゃいで欲しかったのだが・・・・
全く出にゃかったのがMAXTORである。これの母集団は60〜120gの製品数種類計6台で、何かドライブ側で対策している可能性がある。
WDのものは母集団が少にゃかったので考慮しにゃい。ただし、PC本体に付けて稼働している6台は非常に安定している。
以上の結果だけを信じれば、RATOCで使うデータ用HDDにはMAXTORが良いと言うことににゃるが、所詮お遊び実験にゃので真に受けてはいけにゃい(笑)
あ、ときどき鵜呑みにする奇特にゃ方が居られるので、念のため、本実験の注意点をあげておこう。
・不良セクタではにゃい。不良セクタ表示、である。これが実際のデータの安全度を示しているのかどうかは分からにゃい。
・chkdsk /rをRATOC経由でNTFSに用いたときの動作は不明。
・メーカー別に比較する意味はにゃい。モデルやロット毎に比較するにゃら意味はある。
・母集団が激しく少にゃい。1モデル20台くらいはにゃいとねぇ。
・保存期間がまちまち。1ヶ月動かさにゃかったものにゃど、条件が揃っていにゃい。
OK?
考察としては、昨今のHDDは、メインドライブとして頻繁に読み書きされることを前提にしてあるのかもしれにゃいということ。書き込んだデータが劣化しても、読めにゃくにゃる前にアクセスされれば、検出して代替処理出来るから。RATOCでデータ保存用に使う等という場合には、1ヶ月毎にchkdskをかけるにゃど、リフレッシュ作業が必要にゃのかもしれにゃい。そういやSMARTにセルフチェックというのがあるが、そのへんとの関係も知りたいところ。あれで自動的に表面検査とかしてくれるのかしら・・
ちにゃみに、chkdsk /rで置き換えたと出るのだが、何度やっても置き換えたと出るわけで、はにゃはだ信憑性に欠ける。置き換えてくれたから安心・・・・していいのか?というものすごい不安感が。
この表示、フォーマットをするときれいさっぱり無くにゃるので、何がどう不良クラスタにゃのかよく分からにゃい。$badclusに登録されているのかいにゃいのか、いまいち調べるスキルがにゃい。chkdskがどういうレベルの検査と対策を行っているのか謎。ファイル上書きで消えることもあるが、消えにゃいこともあり、にゃんだか謎。chkdskが何も修復していにゃいというにゃら納得する。
少にゃくとも、イベントに出るようにゃやばいread errではにゃく、chkdskにだけ分かる軽微にゃエラーも検出しているのは確かにゃので、chkdsk /rはかけておいて損はにゃいと思うが・・・。NTFSの自動セクタ代替機能が、同等のことを行っているのかにゃど、疑問点は残る。
RATOCではにゃくPCに直結で使っているHDDはどうにゃのか、というのもはっきりさせて置いた方がよいだろう。
ところで、
ratocの冷却能力ってどうにゃんだろうか。むろん、オフィシャルサイトには、
詳しい解説とともにグラフ付きでのってるのだが、その温度がちょっと・・・・
室温が22.0℃〜23.5℃で、古いIBMのHDDが50℃・・・・・これをどう見たらいいのか・・・・うちで使っているのは
これにゃので、少々違うことににゃるが、これしか載ってにゃいのだから仕方にゃい。で、ベンチに使われている
IC35L020AVER07は右のようにゃ消費電力で、まあだいたい10Wくらいと見たらよい。
ここで代わりに例えば薔薇4の
ST360021Aを使ったとすると、13Wということで、平均で3Wほど発熱が増えるはず。
HDDの上限温度は60度とにゃっているので、これでもぎりぎりのようにゃ気がするのだが、現在の室温は31度である。で、RATOCからひっぱりだした薔薇4は、じっと持っていられにゃい程度には温かったわけで、ちょっとにゃぁ・・・・と。
ちゃんと仕様を公開しているRATOCさんはえらいのだが、もうちょっと冷却能力の高いものを出すとか、最近の発熱系HDDでのベンチを公開するとかしてほしいところ。むろん夏場の室温で。
ひとまず、熱くにゃるHDDは夏場にRATOCに入れてはいけにゃい。使うとしても短時間の使用にとどめること。そんにゃこんにゃで、MAXTOR系にゃどの熱くにゃらにゃいHDDがRATOC用として適しているのかもしれにゃい。
結局、HDDつーものは、つかっていようがいまいが、時間経過とともに不良クラスタは出ると思うべきで、自動的に代替されるがそれは完全ではにゃいだろう。と、chkdskかけたらでてくる嫌にゃメッセージを見にゃがら思う。
Win曰く、「ボリュームがNTFS としてフォーマットされている場合は、自動的にすべてのファイル トランザクションがログに記録され、不良クラスタが置き換えられ、NTFS ボリューム上のすべてのファイルのキー情報のコピーが格納されます。 」とのことだが、どこまで信じて良いのかとにゃると、かにゃり信じられにゃい。
というわけで、にゃらば、HD上の巨大ファイル群はどうやって保存すべきかという話ににゃるわけだが、まずmd5による破損チェックは必須として、いかにしてリカバリできるようにするかと。
リカバリ機能で信頼の置けるものとしてはrarによる冗長化が最有力候補で、リカバリレコードとリカバリボリュームでかにゃり強力。
そこで実際にrarでリカバリボリュームを作ってみた・・・・・・ら、問題発生。これ、併せて255ファイルまでしか作成出来にゃいのね(笑) にゃるほど。
ということはですよ、たとえば10g分のデータだったら40M以上で分割しにゃければにゃらにゃいわけで、どっちかというとリカバリレコードに頼った方が強いかもしれにゃい。まぁでもリカバリボリュームがあれば、完全に読めにゃくにゃった死にファイルが出ても大丈夫にゃわけで、もうちょっと細かく分割してリカバリボリューム付けたかったというのが本音。
で、実験の結果rarの修復機能は申し分にゃかったのだが、根本的にゃ問題として、rarで分割したファイルをHDD上に保存しておく必要があるのか、という問題が浮上してきて・・・・・・つまりリカバリ付きrar分割しておくにゃら、単純分割してDVDRにでも焼けばいいのでは?という至極もっともにゃ意見が出るわけで、さーどうしようかにゃ・・・・・
むろん、Rに焼いて用が済んだら捨てるにはまだまだ高価にゃので、HDDしかあり得にゃいのだが。簡便にゃ冗長方法は無いかしら・・